“NEXTバリアフリー”って書くと、先の
衆議院議員選挙で
大惨敗した
某民主党みたいでかっこ悪いのですが、すでに
「バリアフリー」のことを書くのは
時代遅れな感があります(´-ω-`)。。
これは
「バリアフリーはいらない」とか
「バリアフリーに価値が無い」ということを言っているのでは無く、
「バリアフリーは導入していて当たり前。さらに先のことを。」という意味です。
■バリアフリーとはえーっと、
「バリアフリー」という言葉を知らない方のためにあえて説明しますと、バリアフリーとは
「障害を持つ方々がストレス無く生活できる環境づくり」のことです。当初は
建築物において、
「段差の無い間仕切り」だとか
「ドアの開閉がしやすいよう、取っ手をレバーにする」だとかの
建築計画に関わる言葉でした。
それが段々、
生活環境全般に広がり、建築を離れた場所でも
「バリアフリーがどうのこうの」と言われるようになっています。
「これがバリアフリーとどう関係があるの?」って時もあります。。
何か
違和感というか、何を見ても
「かーわーいーいー(はあと)」しか言えない
女子高生ちゃん(キライじゃないですが)と同じような感覚を引き起こします…(==)。
■バリアフリーは“今さら”です先ほども書きました通り、
バリアフリーは
「導入していて当たり前」で今更取り上げるテーマではありません。逆にこのご時世、平気で
「バリアフリー、バリアフリー」と言っているのは、
時代遅れとしか言いようがありません!!(≧_≦)。本当にバリアフリーのことを考えているのなら、とっくの昔に語っているはずです(≧△≦)。
って、今日のKOUJINN(旅人)はナンダカ攻撃的だわ(’’*)ナニカアッタノ?ちょうどKOUJINN(旅人)が
建築家(士?)を目指している頃、
「バリアフリー」の概念が建築教育の現場にも浸透し始めてきている頃でした。
阪神淡路大震災や
ハートビル法が設立されたあの頃です。。
■NEXTバリアフリー=User Interface(U.I.)バリアフリーは現在では
当たり前のことであり、
次“NEXT”の発想が重要だとKOUJINN(旅人)は考えています。
それは『U.I.』です。U.I.とは、
『user interface(ユーザーインターフェース)』のことで、一言で言えば
『操作性』のことをひっくるめています。
ここで
JR常磐線 東海駅の
多機能トイレを例に取り上げてみます。

常磐線水戸駅以北の中で、かなり立派な駅舎のひとつ。

立派な駅舎だけあり、通常のトイレの他に、障害を持つ方でも安心して使える
“多機能トイレ”があります。ここまでは
「バリアフリー」の概念。
ここからが
“NEXTバリアフリー”を自称する、KOUJINN(旅人)の腕の見せ所です!(≧▽≦)。

例えば、この写真にある
トイレットベーパー。2つ取り付けてあって、万が一、紙が無くなっても安心ですね♪。としか思えないようでは
X。
この
取り付け箇所が問題なのです。この位置に
トイレットペーパーがあるってことは、
“用”を足した後お尻を拭く際に、
体をかなり捻らないと紙に手が届きません。。
健常者であれば何とかなりますが、
体の不自由な方が使うトイレにしては、あまりにも配慮の足りない設計ですね。。

トイレの水を流す
レバーも、既存のトイレについているレバーをそのまま使い、一見どこにレバーがあるのか分かりづらい。JRの方が
「レバーはここです⇒」という
貼り紙までしているくらいですから、そうとう分かりづらいと判断できます。。
さらには、
トイレのドアにも不備があります。。
トイレのドアは力を入れなくても開けることのできる、
引き戸式になっています。この設計計画は評価できます。が、問題は
鍵。
2枚目の写真にもある通り、このトイレの鍵は、
大きなボタンで
電気式に管理しているのです。。
「閉」のボタンを押すことで扉に鍵が掛かる仕組みになっています。
しかし、これって何だか落ち着かないですよね。。
やっぱり人間の心理として、
物理的に“カチャ”っと鍵を閉めたいと思うんです。閉まっているんだか、いないんだか分からないトイレで用を足すのって、ちょっとしたストレス。。
多機能トイレは
車椅子の方でも余裕を持って動けるように、トイレの内部が広く作られています。なので、用を足している時に万が一ドアが開いても、自分の手で扉を閉めることができないのです(≧O≦)キャー。。
今書いてきた
ストレスを感じる部分の設計。
それが
『user interface(ユーザーインターフェース)』です。
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