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鹿島鉄道 鉾田線に“米百俵”の精神を

鹿島鉄道 鉾田線「ラッピング車両」
鹿島鉄道 鉾田線(石岡駅-鉾田駅)の廃線の危機が叫ばれて数年の年月がながれています。地域住民や、学生たちが結成する「かしてつ応援団」ラッピングカーの手伝いをしたり、ブルーバンドを販売していますが、やわらかく言うと「厳しい」状態から抜け出せる雰囲気ではありません(==)。

茨城県の公的資金を受けて今年が最後の年。
ここで踏ん張ることができないと、公的資金が打ち切りになり、必然的に“廃線”への道に繋がりかねません。。

つくばエクスプレス 開業式(TXつくば駅)
茨城県では昨年(2005年)の8月につくばエクスプレス(つくば駅-秋葉原駅:TX)が開業し、一気につくば市や茨城県のイメージアップに繋がりましたが、その裏で、日立電鉄線(常北太田駅-大甕駅-鮎川駅)が77年の歴史に終止符を打っています…(TT)。

KOUJINN(旅人)にしてみたら、鉄道が無いと移動に不便なので、鹿島鉄道 鉾田線の廃線は賛成ではありません。。
と言う立場で、このblogをお読みください<(_ _)>


■現実的には“焼け石に水”の状態…
「カンバレかしてつ!」(常陸小川駅)
地域住民や応援団の皆様の活動には敬意を表しますし、言うだけでなく、実際に行動を起こしているのがすばらしい。そういう意味で、活動自体を卑下するつもりはまったくありません。。
しかし、鉄道の運営を考えた時、本当の意味で「解決」できるのか?と言われたら、「No」という答えが返ってきそうです。。なぜなら、それらの行動で一時的にお客さんが乗車しに来てくれたり、注目を浴びたとしても、本質的な問題点が解消されていないからです。。


■本質的な問題点たち
【乗車目的をはっきりさせる】
鹿島鉄道 鉾田線(以下、鉾田線)の大きな問題点は、「何のための鉄道か?」がはっきりしていない点です。
石岡方面から見て、終点の「鉾田駅」は理解できないし、鉾田駅(鉾田市)から見てもまた、石岡駅終点は“乗り継ぎ駅”としては理解できても、何か違うなーというむずがゆさがあります。
つまり、鉾田線大いなる目的の無い路線になっているのです。

もともと鉾田線「鹿島参詣鉄道」という名目で、「(現在の)鹿島神宮駅方面に行く」大義名分がありました。。しかし、計画は頓挫し、現在の鉾田駅で沿線開発は終了。中途半端な雰囲気があります。

昭和60年(1985)に開業した大洗鹿島線への乗り継ぎが実現し、鹿行地域に線路が繋がれば“本来の目的”が達成できて、鉾田線は違う意味合いを持つ路線になることでしょう。。

【JRに乗り入れる】
逆説的に考えると、終点石岡駅も問題なのかもしれません。
常陸国分寺(石岡市)
かつて国の神社であった「常陸国分寺」が存在するくらいですから、石岡(市)は茨城県(常陸の国)の中心的な役割を担っていたのでしょう。。しかし、ここ数年は経済の地盤沈下が激しく、中心となりえる要素が薄らいできています。。
そういう意味では終点を石岡駅ではなく、(スイッチバックなどで)常磐線に乗り入れるようにして土浦駅を終点にするのです。鉾田線を利用しやすくするためには、「土浦駅で上り上野駅行きと接続する」くらいの意気込みが必要な気がします。。


【JRが終点石岡駅を考える】
JRにしてみたら、すぐ隣でつくばエクスプレスが開業し、ハラハラドキドキの毎日かもしれません。。もともとは自分たち(旧・国鉄)が受け入れるはずだった常磐新線が、からくも民営化(JR)のため受け入れる決心がつかず、新線計画を切り離しました。
その切り離した路線に、従来の常磐線ユーザーが持っていかれたのですから、何か手を打ちたいはず。

ならば現在、上野駅から下ってくる常磐線を土浦駅で止めず、石岡駅まで持っていくのです。そして鉾田線との乗り継ぎを良くする。
土浦にあるJRの施設も石岡に移動させれば、JR職員が今まで土浦駅周辺にお金を落としていたのが、石岡駅周辺でお金を落とすようになり、経済効果も期待することが考えられます。
※この場合、土浦駅周辺の経済のことは別次元とします。

【鹿島鉄道に快速運転を導入する】
安全第一ですが、やっぱり鉄道は早くなければなりません
鉾田線に併走する国道355線を走る車よりは、早くなければなりません。そのためには気動車の高速化(「電化」を含む)や、線路の精度のアップ、利用者数の少ない駅を通過する、などの改善策が必要ではないでしょうか。。

ちんたらちんたら走っていては、地元住民は経済的な自家用車を購入し、利用してしまいます。「車で行くより早い!」くらいの活躍を見せなければ、鉾田線は地元ユーザーに見向きもされないでしょう。。


■根本的な解決、“米百俵の精神”を!
周りの人たちが“販促活動”を繰り広げても、商品そのものが良くならなければ、売れ続けることはありません。。
そのためにも鉾田線は路線としての利用価値を上げるために、公的資金を使うようにしなければならないと思います。
運転資金に使うのではなく、鹿島臨海鉄道に乗り入れるための工事費に使うとか、JRへの乗り入れに使うとか、路線を電化させるための費用に使うとか、の使い方、つまり“米百俵の精神”的使い方を考えなければならないのではないでしょうか。。
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| 鉄道 | 23:14 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

確かにむずかしいものがある

航空燃料輸送費が大半だったのに、パイプライン老朽化で廃止になったのが痛い。鉄道は少なくとも車に比べて排気ガスなど少なく地球にはいい。県はパイプラインの整備しなおしの予算をだすべきだったのではないでしょうか。大きな釣堀、常陸那珂港を作り続けることなんかやめて。
乗車目的をはっきりさせる・・・確かに終点である石岡駅、鉾田駅、大きな町とは言えず行き来する人はかぎられます。沿線のほとんどの駅は住宅地、町から離れているところが多い。鉄道を活用しやすくするように鉄道を早くするなど必要はあるでしょう。ガンバレカシテツ!!

| かおくん | 2006/02/05 12:22 | URL | ≫ EDIT

本当の意味で、鹿島鉄道鉾田線が生き抜いていけるようになることを祈るばかりです(--)。。

| KOUJINN(旅人) | 2006/02/06 23:41 | URL | ≫ EDIT















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